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解決ジャッカル(Fix-it Jackal)
マーシャルのお話に出てくるジャッカルには何種類かいます。
その中の一つに解決ジャッカル(Fix-it Jackal)というジャッカルがいます。
解決ジャッカルはどんなジャッカルかというと、人とお話をしていてその話し相手が何かしら痛みを抱えていると、その人の問題を解決することでその人の痛みを解消してしまおうとするジャッカルです。
解決ジャッカルとの会話はイメージとしてはこんな感じです。
例1: Aさん「今日、職場で上司に書類を出したら、これこれこういうことがあったんだよ」 解決ジャッカル「ああ。そういう上司は前もって根回ししておくとトラブル回避できるよ!」
例2: Bさん「iPhoneでフェースブックの投稿を書いてたらアプリが落ちてそれまで書いた文書が全部消えちゃった」 解決ジャッカル「そういうことよくあるから、メモ帳に下書きしとくといいよ!」
なんで今日、解決ジャッカルについて書こうと思いついたかというと、こんなことがあったからでした。
心の中で自分と自分自身の対話を観察していた時にふとあることが気になったのです。
実は、自分の心の中の対話のほとんどが解決ジャッカルによって受け答えされているのではないか?ということが気になりました。
自分が何か辛かったり、物事がうまくいかなかったり、問題を抱えたている時、真っ先に浮かんでくるのが、どうしたら今後その状況を解決できるかについての考えなのです。
もちろん、わたしたちが言うこと、やること、何かしら大事なことがあるからやっているので、解決ジャッカルも良かれと思って解決しようとしているには違いありません。
しかし、もしその瞬間の自分のニーズが共感だったら、そこで差し出されているものと必要としているものが合わなくなってしまい、差し出している方の貢献したいニーズも満たされなければ、痛みを抱えている方の必要としている共感も満たされません。
このことに気づいた時、「あ~あ」と言う声と共にがっくり来ている自分がいました。
もっと自分自身との対話が噛み合ったらいいな~と言う憧れがその声の後ろに潜んでいました。
みんなの心の中にはどんな人がいるでしょう?
これを読んでどんな感じがしますか?
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「解決ジャッカル(Fix-it Jackal)」は、痛みを楽しむ方法をを知らないので、解決しないでいられないのです。そして、痛みを楽しむ方法を知るまでは、親密さを楽しむことができません。
Marshall Rosenberg: “This Thing Called Love” 1:02:59より (この音源はCNVCより”Intimate Relationship”という名で販売されていたCDと同じものです)
2022/12/16 No.167から