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まずは自分が自分を大切にし始めるプロジェクト
自分にとって、最も辛いことの一つは、自分の大切さ(Mattering)が実感できない時です。
人とのやり取りの中で、自分が大切であるということを相手の言動から信じることが難しい時、それはとても辛く感じます。
このニーズが自分にとって最も辛いのには自分ならではの理由があります。
そして、みんなはそれぞれ満たされていないと辛いニーズが他にあるかもしれません。
自分の場合、自力で自分の大切さを実感することが難しいことが多いです。
それは自分の恥から来ていると思っています。
恥を感じている時、みぞおちのあたりがズーンと重くなって、思考ではなく体感的に自分が汚れたものであるかのような感じがして、身動きがとれなくなってしまいます。
実は、その恥の体験は言葉のやり取りができるようになる前に感じることができます。
お母さんが2分ほど赤ちゃんに反応せずに無表情でいるだけで、初めは赤ちゃんは必死になって注意を引こうとして、ありとあらゆることを試しますが、最終的にぐったりしてしまいます。
そのぐったりしている時に感じているのが恥の感覚です。
赤ちゃんはある意味、自己中心的な世界に住んでいるというお話をガボール・マテさんがしているのを聞いたことがあります。
お腹が空いたと思うだけで、どこからともなく食べ物がやってくる。
寒いと思っただけで、布団をかけてもらえる。
生まれてから思うだけでニーズが満たされ続ける世界に生きています。
思うだけでニーズが満たされるのは、自分の存在がとてもパワフルで素晴らしい存在だと思うことができる状況にいます。
逆に、赤ちゃんにとって大事な人が自分とつながりを閉ざしてしまった時、自分の何かが悪いから繋がってもらえないのだと思ってしまうと、マテさんは言います。
仮にそんな体験を一時的にしたとしても、赤ちゃんと親との間に修復が起これば大丈夫です。
しかし、修復が起こらなかった時、子供は自分の何かが悪いという考えを信じてしまうことができるのです。
はっきりとした記憶はないのだけど、いまだにこれだけ大きな恥の反応が自分の中に起こるということは、自分は修復を十分に体験することなく繋がりが途切れる体験をたくさんしてしまったのではないかと想像しています。
そして、麻痺してしまうくらい恥の感覚が強力だからと言って、手をこまねいたりはしたくありません。
できる範囲でちょっとづつ自分で自分の大切さを実感できるようなことをコツコツと積み重ねていこうと思っています。
わたしがセルフコンパッションのお話をするのはその一環でもあります。
みんなは自分で自分の大切さが実感できるように心がけていることはありますか?
これを読んでどう感じますか?
2023/6/15 No.347から