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なるほど
エリヤフ・ゴールドラットさんという方が書いた「ザ・チョイス」という本を読んでいた時に「トートロジー」という話題が出てきました。
「トートロジー」とは何かというと、例えば誰かが「あるスポーツチームが負けたのは勝とうというモチベーションがなかったからだ」と言ったとします。
しかし、「その人に、どうしてチームにモチベーションがないってわかるの?」と聞くと「だって負けたんだから!」という答えが返ってきます。
「負けたからチームにモチベーションがない」というのだけど、その理由が「チームにモチベーションがないのは負けたから」というように理論がぐるぐる回ってしまうことが「トートロジー」または循環理論という説明でした。
その話を読んでマーシャルのロールプレイを思い出しました。
ジャッカルが「自分はアル中のせいだからお酒を飲んでいる」と言った時に、マーシャルが「誰もアル中のせいでお酒を飲まない。
ニーズがあるから飲んでいるんだよ」と答えるくだりがあります。
このやりとりがずっと気になっていたのだけど、循環理論の話を読んで納得が行きました。
「なぜお酒を飲むの?」「自分はアル中だから」
「なぜアル中なの?」「自分がお酒を飲むから」
ぐるぐる回ってどこにも行きません。
実は自分を非難している時に全く同じことをしていることに気づきます。
「なんで自分はこんなこともわからないんだろう?」「自分は頭が悪いから」
「なんで自分は頭が悪いんだろう?」「こんなこともわからないから」
もしくは
「なんで自分はデブなんだろう?」「食べ過ぎだから」
「なんで自分は食べ過ぎてしまうんだろう?」「デブだから」
などなど。
循環理論は何にも考えていないと、そうなのかと受け入れてしまえるのだけど、よーく考えると何にも説明していないのです。
そんな時、自分をそう呼ぶことで大事にしようとしていることを見つけることが、そこから抜け出る役に立つのではないかという希望を持っています。
自分の中でぐるぐる回る循環理論を使うことはありますか?
これを読んでどんな感じがしますか?
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注目して欲しいのは、この人は自分のニーズにつながっていないということです。彼らは、ただ自分に悪い癖があるだけだ、と自己診断しています。これは、私が観ている、肝臓が望む以上にお酒を飲む人たちにありがちなことです。
私は聞きます、「理解するのを手伝ってくれませんか?あなたは長生きしたいと言っているし、肝臓について医師が言っていることも知っている。それでもそのペースでもに続けています。理解する手助けをしてくれませんか?」
ジャッカル「まあ、私はアルコール依存症なんです。医者が言っていたでしょう。」
マーシャル「アル中だという理由で飲む人は誰もいないよ、ジャッカル」
ジャッカル「じゃあなぜ俺は飲むんだ?医者が言っただろ。。」
マーシャル「そんな言われたことは知ってるよ。だから飲むむとは思えない。」
ジャッカル「じゃあ、なぜ?」
マーシャル「なぜなら、それがあなたのニーズを満たしているから。もしニーズを満たしていないなら、飲まないだろう。」
Making LIfe Wonderful DVD 3/4. 50:08より
2023/6/4 No.336から