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Life-Enriching  ー 命を豊かにする

Life-Enriching  ー 命を豊かにする

命は一つといことについて昨日書きました。

わたしたちの命は進化の過程で一つの命から別れ続けて、今のそれぞれの命として現れている。

それぞれの命といった時、人の命だけでなく生きとし生けるものの命のことを指す、というお話でした。

さて、マーシャルはLife-Enrichingという言葉がNVCのパラダイムのキーワードになるというお話をしています。

このLife-Enrichingという言葉に含まれているLifeという言葉はいろいろな訳し方ができます。

Lifeという言葉は「人生」という意味である場合もあれば、「命」や「生命」という意味である場合があります。

自分は説明を簡単に済ませたい時には「人生」で済ませてしまうのだけど、マーシャルのお話を聞いていると、「命」や「生命」の意味で使っていることがあるような気がするのですが。

特に、感情とニーズを今その瞬間のその人のLife、という言い方をする時があり、その場合は人生というよりは「命」という意味の方がしっくりきます。

この「命」や「生命」もここの命として見ることもできるけれども、ここの命が集まった総体としての命として見ることができます。

自分がニーズを意識するときは、覚えている限りは大きな命の一員である各々の命ということを意識するようにしています。

一個人であると同時に、より大きな命の一部でもある。

このより大きな命の一部でもある、各々の命ということを考えるとNVCの前提にある相互依存的な性質が自分にはしっくりきます。

みんなはニーズをどんなふうに捉えていますか?

これを読んでどんな感じがしますか?

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「命を豊かにする(Life-Enriching)」というのが私のパラダイムのキーワードです。それがすべてを動かすビジョンなのです。命を豊かにする組織とは、組織内のすべての仕事、すなわちすべての従業員の行動が、物理的な惑星、木、湖、あるいは人間や動物のニーズを満たすという形で、生命をどのように支えるかを見ることから始まり、ニーズを満たすことによって生命がどのように奉仕されるかが明確になっている組織です。そしてそれは、純粋に行動を鼓舞するビジョンなのです。人生を豊かにする構造では、誰もお金のためには働きません。お金の役割は、乳児に母乳を与えている母親にとっての食べ物と同じです。彼女は食べ物を対価として受け取るわけではありません。食べ物は、彼女が生命に奉仕するためのエネルギーを得るための育むものです。すべては人間のニーズに帰結します。非暴力コミュニケーションがニーズの意識に根ざしているのはそのためです。私たちがすることはすべてニーズのためであり、ニーズが満たされたときに感じられる喜び、特に精神的なニーズのためなのです。特に精神的なニーズは、満たすのが最も楽しいニーズです。私にとって、ミツバチと花は、人生を豊かにするための組織の一部です。彼らがお互いのニーズを満たしている様子を見てください。彼らは、罪悪感や義務感などではなく、自然なシステムの中で、自然にそれを行っているのです。蜂は花から蜜を得て、花を受粉させるのです。

マーシャル・B・ローゼンバーグ博士 The Heart of Social Change: How to make a Difference in Your World (Kindle Locations 42-50). Kindle版


2023/4/7 No.278から

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